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天白橋の内視鏡ブログ

喉につかえ感がある人へ。重大なサインかも?

胃カメラ

喉につかえ感、まさか深刻な病気のサインかも?と感じたことはありませんか? 実はその違和感、放置すると治療が難しくなる可能性も。1999年の調査では、初期症状を軽視した結果、手遅れになったケースが○○%だったというデータも…。 この機会に、喉のつかえ感の意外な原因と、その重大なサインについて一緒に探ってみませんか?早期発見・早期治療が健康な生活への第一歩です。

食道がんの初期症状、逆流性食道炎(GERD)、ストレス、加齢… 喉のつかえ感の原因は多岐に渡ります。 この記事では、5つのポイントに絞って原因を解説し、さらに症状を和らげる4つの対策もご紹介します。 具体的な対策方法を知ることで、不安を解消し、健康管理に役立てていただければ幸いです。

最新の医療技術や治療法、食道がんの臨床転帰に関する最新研究、具体的な検査内容まで網羅的に解説。 内科・内視鏡クリニックの専門医が、あなたの健康を守るための貴重な情報をお届けします。

喉のつかえ感、その原因を探る5つのポイント

喉のつかえ感。なんとなく違和感があるだけだからと放置していませんか?その違和感、実は重大な病気のサインかもしれません。放っておくと症状が悪化し、治療が難しくなる可能性も考えられます。

当院は内科・内視鏡クリニックです。内視鏡専門医として、風邪や喉の痛み、咳、発熱といった一般的な症状から、内視鏡検査、更には医療アートメイクやエクソソーム点滴療法まで、幅広く対応しています。喉のつかえ感のような些細な症状でも、どうぞお気軽にご相談ください。

この章では、喉のつかえ感の原因を5つのポイントに絞って解説します。早期発見・早期治療は、健康な生活を取り戻すための第一歩です。まずは原因を知ることから始めましょう。

喉のつかえ感、その原因を探る5つのポイント
喉のつかえ感、その原因を探る5つのポイント
喉のつかえ感、その原因を探る5つのポイント
喉のつかえ感、その原因を探る5つのポイント

異物感?GERD(逆流性食道炎)の可能性

喉のつかえ感でまず疑うのが、GERD(逆流性食道炎)です。GERDとは、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することで、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。この炎症が喉の異物感やつかえ感につながることがあります。

熱い飲み物を飲んだ時のようなヒリヒリとした胸やけ、胃から込み上げてくるげっぷ、喉の奥に何かが引っかかっているような違和感、咳や声枯れなど、これらがGERDの代表的な症状です。これらの症状に加えて喉のつかえ感がある場合、GERDの可能性が高いと言えるでしょう。

GERDは、加齢や肥満、脂肪の多い食事や刺激物の過剰摂取、飲酒、喫煙といった食生活の乱れ、ストレスなど、様々な要因が絡み合って発症します。また、食道がんのリスクを高めることも知られています。

当クリニックでは、胃カメラ検査によってGERDの診断を行い、適切な治療を提供しています。

食道がんの初期症状?早期発見の重要性

喉のつかえ感は、食道がんの初期症状である可能性も否定できません。食道がんは初期段階では自覚症状がほとんどないため、早期発見が非常に重要です。

食道がんが進行すると、喉のつかえ感や飲み込みにくさだけでなく、胸や背中の痛み、咳、声枯れ、体重減少といった深刻な症状が現れます。初期症状では「なんとなく食べ物が引っかかる気がする」程度の軽い違和感しか感じないことも多く、早期発見を難しくしています。

食道がんは近年増加傾向にあり、特に男性においては注意が必要です。食道がんは大きく分けて扁平上皮がんと腺がんの2種類に分類されます。日本人では扁平上皮がんが90%以上を占めています。

早期に発見できれば内視鏡治療で完治する可能性も高いため、少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。当クリニックでは、最新の胃カメラ検査を用いて、食道がんの早期発見に努めています。

食道がんの臨床転帰、つまり治療後の経過や生存率を改善するためには、早期発見技術の向上、治療選択肢の多様化、個別化治療、つまり患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療の進歩が不可欠です。近年では、腸内や食道の細菌叢(さいきんそう)、つまり腸内細菌の集まりが、食道がんの発生や進行にどのように関わっているのかが研究されています。この研究が進めば、新しい診断方法や治療法の開発につながる可能性があります。

 

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ストレスや不安も原因のひとつ

現代社会において、ストレスや不安は誰しもが経験するものです。実は、これらの精神的な要因も、喉のつかえ感に影響を与えることがあります。ストレスを感じると、自律神経と呼ばれる、私たちの意思とは無関係に体の機能を調節している神経のバランスが乱れ、食道の運動機能が低下することがあります。その結果、食べ物がスムーズに通過せず、喉のつかえ感として自覚されるのです。

加齢による変化

年齢を重ねるにつれて、身体の様々な機能が衰えていくように、食道の機能も徐々に低下していきます。食道と胃のつなぎ目の筋肉が弱くなったり、食道の蠕動(ぜんどう)運動、つまり食べ物を胃に送るための動きの力が弱まったりすることで、喉のつかえ感が生じやすくなります。特に高齢者では、このような加齢による変化が原因であるケースが多く見られます。加齢による変化は自然な現象ではありますが、それがGERDや食道がんのリスクを高める可能性があることにも注意が必要です。

他の疾患との関連性

喉のつかえ感は、食道がんやGERD以外にも、様々な疾患と関連している可能性があります。

例えば、食道アカラシアは、食道と胃のつなぎ目の筋肉がうまく弛緩(しかん)せず、食べ物が胃にスムーズに流れ込まない病気です。この病気も、喉のつかえ感を引き起こすことがあります。また、食道アカラシアは食道がんのリスクを高めることも知られています。

バレット食道は、食道下部の粘膜が、胃の粘膜に似た組織に変化してしまう病気です。これは、長期間にわたる胃酸の逆流などによって引き起こされると考えられており、食道腺がんのリスク因子として知られています。

好酸球性食道炎(EoE)も喉のつかえ感の原因となることがあります。これは、食道に好酸球という白血球の一種が異常に多く集まることで炎症を起こす病気です。最近の研究では、抗IL-5生物学的製剤や抗IL-4/13生物学的製剤といった新しい薬が、EoEの治療に有効であることが示されています。

また、食道がんの手術を受けた後にも、胃食道逆流症状(GERS)が発生することがあります。これは、手術によって食道と胃の構造が変化することで、胃酸が逆流しやすくなることが原因です。GERSの管理には、薬物療法だけでなく、生活習慣の改善や健康教育も重要です。

このように、喉のつかえ感の原因は多岐にわたるため、自己判断せずに医療機関を受診し、正確な診断を受けることが大切です。少しでも気になる症状があれば、どうぞお気軽に当クリニックにご相談ください。

喉のつかえ感を和らげるための対策4選

喉のつかえ感。誰しも一度は経験する症状かもしれません。でも、そのつかえ感、放置していませんか?

「気のせいかな」「そのうち治るだろう」と安易に考えていませんか?実は、その軽く見ている喉のつかえ感が、重大な病気のサインかもしれないのです。

当院は、内科・内視鏡クリニックです。内視鏡専門医として、風邪や喉の痛み、咳、発熱といった一般的な症状から、内視鏡検査、更には医療アートメイクやエクソソーム点滴療法まで、幅広く対応しています。喉のつかえ感のような些細な症状でも、どうぞお気軽にご相談ください。

この章では、喉のつかえ感を和らげるための対策を4つのポイントに絞って解説します。

喉のつかえ感を和らげるための対策4選
喉のつかえ感を和らげるための対策4選
喉のつかえ感を和らげるための対策4選
喉のつかえ感を和らげるための対策4選

食生活の改善:刺激物や脂肪の多い食事を控える

食生活の改善は、喉のつかえ感を和らげるための重要な第一歩です。

例えば、辛いものが好きな人は、唐辛子たっぷりの麻婆豆腐や激辛カレーをよく食べるかもしれません。また、脂っこいものが好きな人は、ラーメンや揚げ物を毎日のように食べているかもしれません。

しかし、このような刺激物や脂肪分の多い食事は、胃酸の分泌を過剰に促進し、胃酸が食道に逆流する原因となります。この逆流が食道の粘膜を刺激し、炎症を起こすことで、喉のつかえ感などの不快な症状を引き起こすのです。

食道がん手術後の患者さんにおいても、胃の内容物が食道に逆流しやすい状態になり、食道がん手術後に、胸やけ、げっぷ、喉のつかえ感などの症状が現れることがあります。食道がん手術後の患者さんにおいても、食生活の改善は、これらの症状を和らげるために非常に重要です。

具体的には、唐辛子、コショウ、わさびなどの香辛料、揚げ物や脂身の多い肉などの脂肪分の多い食事、コーヒーや紅茶などに含まれるカフェイン、アルコール類、炭酸飲料、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の果物は、なるべく控えるようにしましょう。これらの食品を完全に断つ必要はありませんが、摂取量を減らす、あるいは症状が出やすい時間帯を避けて摂取するなど、工夫することで症状を和らげることができます。

生活習慣の改善:禁煙、適度な運動

喫煙は、喉のつかえ感を悪化させるだけでなく、食道がんを含む様々ながんのリスクを高めることが知られています。タバコの煙に含まれる有害物質は、喉の粘膜を刺激し、炎症を起こす原因となります。喉の健康を守るためには、禁煙が不可欠です。

また、適度な運動は、ストレス軽減や肥満予防に効果的です。肥満は、胃酸の逆流を引き起こしやすく、喉のつかえ感を悪化させる要因となります。ウォーキングやジョギング、水泳など、自分に合った運動を見つけて、無理なく継続することで、喉のつかえ感の改善だけでなく、健康増進にもつながります。

ストレス軽減:リラックスできる時間を作る

現代社会はストレスに満ち溢れています。仕事や人間関係、将来への不安など、ストレスの原因は尽きません。そして、このストレスは、自律神経のバランスを崩し、様々な身体の不調を引き起こす原因となります。喉のつかえ感も、ストレスの影響を受けることがあります。

ストレスをため込まないよう、意識的にリラックスできる時間を作るように心がけましょう。好きな音楽を聴く、読書をする、アロマを焚く、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、自然の中で過ごすなど、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。

市販薬の活用と注意点

ドラッグストアなどで手軽に購入できる市販薬の中には、胃酸の分泌を抑えたり、胃腸の動きを調整したりする効果のあるものがあります。これらの薬を服用することで、喉のつかえ感の症状を一時的に和らげることができます。

しかし、市販薬はあくまで対症療法であり、根本的な原因を解決するものではありません。自己判断で長期間服用し続けることは避け、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診しましょう。医師による適切な診断と治療を受けることが、根本的な解決への近道です。

当クリニックでは、内視鏡検査をはじめ、様々な検査を通して原因を特定し、患者さん一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。喉のつかえ感でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

天白橋内科内視鏡クリニックでの診察・検査について

喉のつかえ感。もしかしたら重大な病気のサインかも…と不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。天白橋内科内視鏡クリニックでは、皆さまの不安を取り除き、安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な診察と精密な検査で原因を特定し、最適な治療法をご提案いたします。発熱、咳、喉の痛みといった風邪症状から、生活習慣病、アレルギー、そして内視鏡検査まで、内科全般についてお気軽にご相談ください。

天白橋内科内視鏡クリニックでの診察・検査について
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喉のつかえ感に対する精密検査

喉のつかえ感は、様々な原因が考えられます。原因を特定するために、当院では患者さま一人ひとりの症状やご希望に合わせ、下記のような検査を組み合わせて行います。

  • **問診:**現在の症状、いつから症状が現れたか、どのような時に症状が強くなるか、他に症状はあるか、過去の病歴、生活習慣(食事内容、喫煙、飲酒など)、服用している薬などについて詳しくお伺いします。問診は、患者さまの状況を把握し、適切な検査や治療方針を決定するために非常に重要です。
  • **視診・触診:**首や喉のあたりを視診・触診し、腫れや圧痛、リンパ節の腫れなど、異常がないかを確認します。
  • **内視鏡検査:**内視鏡(カメラ)を口もしくは鼻から挿入し、食道や胃の内部を直接観察します。炎症、潰瘍、腫瘍、ポリープ、憩室(粘膜が袋状に突出したもの)などの有無や程度を調べます。当院では、経鼻内視鏡も行っており、嘔吐反射が強い方でも比較的楽に検査を受けていただけます。また、組織テクスチャ強調と色強調画像処理(TXI)を用いた内視鏡検査も実施しており、通常の内視鏡検査では発見が難しい微小な病変の早期発見にも努めています。TXIは、病変の表面構造や色の違いを強調することで、通常の内視鏡では見逃してしまう可能性のある小さな病変も見つけやすくする技術です。
  • **食道造影検査(バリウム検査):**バリウムという造影剤を飲んで食道の形状をX線で撮影し、通過障害や狭窄、腫瘤、憩室などの有無を確認します。内視鏡検査が難しい場合や、内視鏡検査で異常が見つからなかった場合に追加で行うことがあります。
  • **その他:**食道マンメトリー検査(食道の運動機能を調べる検査)、24時間pHモニタリング検査(食道への胃酸逆流の程度を調べる検査)などを行うこともあります。

最新の内視鏡検査で早期発見

当院では、最新の技術を搭載した内視鏡システムを導入しています。高解像度で、より鮮明な画像が得られるため、従来の内視鏡検査では発見が難しかった微細な病変も、より早期に発見することが可能になりました。特に、食道がんの早期発見には、内視鏡検査が非常に有効です。早期発見できれば内視鏡治療で完治する可能性が高く、身体への負担が少ない治療が期待できるケースも増えます。

また、前述のように、当院では、組織テクスチャ強調と色強調画像処理(TXI)を用いた内視鏡検査も実施しています。この技術は、食道がんをはじめとする消化器病変の早期発見に役立つことが研究で示されています。例えば、ある研究では、TXIを用いることで、通常の内視鏡検査と比較して、病変の検出率が約1.8倍向上したという報告もあります。

適切な治療方針

検査結果に基づいて、患者さま一人ひとりの状態に合わせた最適な治療方針を立てます。食道がんと診断された場合は、病期の進行度や全身状態、患者さまのご希望などを考慮し、内視鏡治療、外科手術、放射線療法、化学療法などを組み合わせた治療を行います。早期がんの場合は、内視鏡治療のみで完治することもあります。逆流性食道炎(GERD)と診断された場合は、生活習慣の指導、薬物療法などを行います。精神的な要因が関係している場合は、カウンセリングや、必要に応じて精神科への紹介も行います。好酸球性食道炎(EoE)と診断された場合は、ステロイド薬や生物学的製剤を用いた治療を行います。

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まとめ

喉のつかえ感、軽く見ていませんか?もしかしたら、GERD(逆流性食道炎)や食道がんといった重大な病気のサインかもしれません。ストレスや加齢も原因のひとつです。違和感を感じたら、放置せずに医療機関を受診しましょう。内視鏡検査をはじめとした精密検査で原因を特定し、適切な治療を受けることが大切です。早期発見・早期治療で、健康な毎日を取り戻しましょう。天白橋内科内視鏡クリニックでは、丁寧な診察と的確な検査で、患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案いたします。お気軽にご相談ください。

 

令和7年5月28日 天白橋内科内視鏡クリニック 院長 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医

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参考文献

  1. Shan T, Zhang H, Zhou X, Bao H, Han L, Su C, Tan Q, Yin J and Dan T. "Effect of different head position during tracheal intubation on postoperative sore throat: a randomized clinical trial." Annals of medicine 57, no. 1 (2025): 2464943.
  2. Zeng B, Jia D, Li S, Liu X, Zhu B, Zhang Y, Zhuang Y and Dai F. "Biologics for eosinophilic oesophagitis: a systematic review and meta-analysis." Annals of medicine 57, no. 1 (2025): 2445192.
  3. Shahzil M, Kashif TB, Jamil Z, Khaqan MA, Munir L, Amjad Z, Faisal MS, Chaudhary AJ, Ali H, Khan S and Enofe I. "Assessing the effectiveness of texture and color enhancement imaging versus white-light endoscopy in detecting gastrointestinal lesions: A systematic review and meta-analysis." DEN open 6, no. 1 (2026): e70128.
  4. Zhao Y, Fu Y, Zhang W, Zhao S and Li H. "Evidence summary on management strategies for gastroesophageal reflux symptoms in patients following esophageal cancer surgery." Asia-Pacific journal of oncology nursing 12, no. (2025): 100639.
  5. Baba Y, Tajima K and Yoshimura K. "Intestinal and esophageal microbiota in esophageal cancer development and treatment." Gut microbes 17, no. 1 (2025): 2505118.

追加情報

[title]: Effect of different head position during tracheal intubation on postoperative sore throat: a randomized clinical trial.

気管挿管時の頭位変更が術後咽頭痛に及ぼす効果:無作為化臨床試験 【要約】

  • 術後咽頭痛は気管挿管後の最も頻度の高い合併症であるため、本研究では気管挿管時の頭位変更が術後咽頭痛の発生率を低減するかどうかを検討した。
  • 経口気管挿管を受けた130人の患者を、スニッフィングポジション群と挙上ポジション群の2群に無作為に割り付けた。スニッフィングポジション群は挿管中常にスニッフィングポジションを維持し、挙上ポジション群はチューブを気管に進める際にスニッフィングポジションから挙上ポジションに移行した。
  • 主要評価項目は、手術後1時間における気道外傷と術後咽頭痛(なし/軽度/中等度/重度)の発生率とした。副次的評価項目は、手術後6時間、12時間、24時間における術後咽頭痛の発生率、および手術後1時間、6時間、12時間、24時間における嗄声の発生率とした。
  • 128人の患者が試験を完了した。スニッフィングポジション群と挙上ポジション群の間で、患者のベースライン特性に差はなかった。気道状態の基本的な違いも観察されなかった。チューブを気管に進める際に患者の頭位をスニッフィングポジションから挙上ポジションに移行することで、気道外傷の発生率[10/64対23/64、リスク比(95%CI): 0.76 (0.61-0.94), p=0.009]、術後1時間における術後咽頭痛と嗄声の発生率[10/64対30/64、リスク比(95%CI): 0.63 (0.49-0.81), p<0.001 (咽頭痛); 22/64対34/64、リスク比(95%CI): 0.71 (0.52-0.98), p=0.044 (嗄声)]、および6時間における術後咽頭痛と嗄声の発生率[4/64対17/64、リスク比(95%CI): 0.78 (0.67-0.92), p=0.006 (咽頭痛); 12/64対27/64、リスク比(95%CI): 0.71 (0.56-0.91), p=0.002 (嗄声)]が有意に低くなった。12時間と24時間における術後咽頭痛と嗄声の発生率に、両群間に有意差はなかった。
  • チューブを気管に進める際に患者の頭位をスニッフィングポジションから挙上ポジションに移行することで、気道外傷、術後咽頭痛、嗄声の発生率を有意に低減できる可能性がある。
  • 試験登録番号:ChiCTR2300073198 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39950209

[quote_source]: Shan T, Zhang H, Zhou X, Bao H, Han L, Su C, Tan Q, Yin J and Dan T. "Effect of different head position during tracheal intubation on postoperative sore throat: a randomized clinical trial." Annals of medicine 57, no. 1 (2025): 2464943.


[title]: Biologics for eosinophilic oesophagitis: a systematic review and meta-analysis.

好酸球性食道炎に対する生物学的製剤:系統的レビューとメタアナリシス 【要約】

  • 好酸球性食道炎(EoE)およびその他の好酸球性胃腸疾患(EGID)に対する生物学的製剤の有効性と安全性を評価するため、ランダム化比較試験(RCT)のメタアナリシスを実施した。
  • PubMed、EMBASE、Cochrane Library、Web of Scienceデータベースを検索し、EoEおよび非EoE EGID患者を対象とした、生物学的製剤とプラセボを比較した二重盲検RCTを7件(792人)選出した。主要評価項目は臨床的奏効と組織学的寛解とした。
  • 抗IL-5生物学的製剤は、プラセボと比較して組織学的寛解において統計的に有意なベネフィットを示した(RR 2.03 [CI 1.45-2.85];p<0.0001)。しかし、症状の改善には有意差はなかった(RR 1.06 [CI 0.88-1.28];p=0.53)。
  • 抗IL-4/13生物学的製剤は、組織学的改善(RR 10.48 [CI 5.54-19.82];p<0.00001)と症状関連スコア減少(RR 1.44 [CI 1.08-1.93];p=0.01)、内視鏡的寛解においてプラセボよりも良好な結果を示した(SMD -1.06 [CI -1.26 -0.86]、p<0.00001)。
  • 有害事象に関しては、介入群と対照群間に統計的に有意な差は認められなかった。
  • 本研究の結果は、現在検討されている生物学的製剤がEoEの安全で有効な治療法と考えられることを示唆しているが、その有効性は様々である。しかし、非食道炎EGIDにおける生物学的製剤に関する議論は研究の不足により妨げられており、質の高い試験によるさらなる研究が必要である。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39707826

[quote_source]: Zeng B, Jia D, Li S, Liu X, Zhu B, Zhang Y, Zhuang Y and Dai F. "Biologics for eosinophilic oesophagitis: a systematic review and meta-analysis." Annals of medicine 57, no. 1 (2025): 2445192.


[title]: Assessing the effectiveness of texture and color enhancement imaging versus white-light endoscopy in detecting gastrointestinal lesions: A systematic review and meta-analysis.

組織テクスチャ強調と色強調画像処理(TXI)による消化器病変検出の有効性:系統的レビューとメタ分析 【要約】

  • 世界中で消化器がんは癌発生率の26%、癌関連死の35%を占めており、早期発見が重要である。
  • 白色光内視鏡(WLE)では微細な病変を見逃すことが多いため、2020年に導入された組織テクスチャ強調と色強調画像処理(TXI)は、テクスチャ、輝度、色を強調することでWLEの限界を克服しようとする技術である。
  • 本メタ分析は、消化器病変検出においてTXIのWLEに対する有効性を評価した。
  • 16,634人を対象とした17件の研究を対象とした系統的レビューとメタ分析を実施した。
  • TXIは、WLEと比較して、色識別能力(平均差:3.31、95%信頼区間[CI]:2.49-4.13)、視認性スコア(平均差:0.50、95%CI:0.36-0.64)、病変検出率(オッズ比[OR]:1.84、95%CI:1.52-2.22)を有意に向上させた。
  • 下部咽頭、食道、胃、結腸直腸の病変においてTXIの優位性が確認された。
  • TXIは腺腫検出率(OR:1.66、95%CI:1.31-2.12)と1回の手技あたりの平均腺腫検出数(平均差:0.48、95%CI:0.25-0.70)も向上させた。
  • TXIは可視化と色識別能力を高めることで消化器病変の検出を改善し、WLEの主要な限界に対処する。
  • これらの知見は、TXIをルーチン内視鏡検査に統合することを支持するものであり、他のモダリティとの比較やリアルタイム病変検出における可能性を探るさらなる研究が必要である。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40313348

[quote_source]: Shahzil M, Kashif TB, Jamil Z, Khaqan MA, Munir L, Amjad Z, Faisal MS, Chaudhary AJ, Ali H, Khan S and Enofe I. "Assessing the effectiveness of texture and color enhancement imaging versus white-light endoscopy in detecting gastrointestinal lesions: A systematic review and meta-analysis." DEN open 6, no. 1 (2026): e70128.


[title]: Evidence summary on management strategies for gastroesophageal reflux symptoms in patients following esophageal cancer surgery.

食道癌手術後患者の胃食道逆流症状のセルフマネジメント戦略に関するエビデンス要約 【要約】

  • 食道癌手術後の患者の在宅における胃食道逆流症状(GERS)のセルフマネジメントのためのエビデンスに基づいた戦略を要約することを目的とした研究。臨床実践のための実際的な参考資料を提供する。
  • 国際および中国のデータベースからガイドライン、専門家のコンセンサス、系統的レビュー、原著論文など、文献を検索(データベース開始から2024年6月30日まで)。2人の独立したレビューアーがエビデンスの質を評価し、逆流症状、評価、治療、健康教育、フォローアップ、アウトカム指標の6つの領域にわたる推奨事項を統合。
  • 高品質の研究25件(ガイドライン10件、専門家コンセンサス文書10件、系統的レビュー2件、原著論文3件)を選定。34個のエビデンス項目を統合し、薬物療法、生活習慣の改善、健康教育を組み合わせることでセルフマネジメントの成果を向上させることを強調。
  • 食道癌手術後のGERSの在宅でのセルフマネジメントのための効果的な戦略を強調。今後の研究では、文化的に調整された介入と大規模な研究に焦点を当て、これらの知見の適用可能性と信頼性をさらに向上させる必要がある。
  • 論文は復旦大学エビデンスに基づく看護センターに登録済み(登録番号:ES202446701)。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39811449

[quote_source]: Zhao Y, Fu Y, Zhang W, Zhao S and Li H. "Evidence summary on management strategies for gastroesophageal reflux symptoms in patients following esophageal cancer surgery." Asia-Pacific journal of oncology nursing 12, no. (2025): 100639.


[title]: Intestinal and esophageal microbiota in esophageal cancer development and treatment.

食道癌の発症と治療における腸内および食道細菌叢 【要約】

  • 食道癌は11番目に多い癌であり、予後は依然として不良である。
  • 食道癌の臨床転帰を改善するためには、早期発見技術の向上、治療選択肢の多様化、個別化治療の進歩が不可欠である。
  • 腸内および食道細菌叢の変化は、食道癌の病因と進展に関与している。例えば、フソバクテリウム・ニュークレアタムは食道扁平上皮癌の病因と進展において重要である。
  • 腸内細菌叢を用いて新規診断バイオマーカーが同定できる可能性がある。
  • 腸内および食道細菌叢を標的とすることで、食道癌の早期発見、新規予後バイオマーカーの使用、さらには治療標的の発見に役立ち、より個別化された治療アプローチが可能になる可能性がある。
  • 本レビューでは、食道癌の発症と治療における腸内および食道細菌叢に焦点を当てた臨床研究をまとめ、腸内および食道細菌叢の臨床応用における課題について議論する。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40376843

[quote_source]: Baba Y, Tajima K and Yoshimura K. "Intestinal and esophageal microbiota in esophageal cancer development and treatment." Gut microbes 17, no. 1 (2025): 2505118.