アネレムを使って大腸内視鏡検査やってみた

大腸内視鏡検査、怖くてためらっていませんか? 検査の痛みや負担への不安から、検査を先延ばしにしてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、大腸がんは早期発見・早期治療が極めて重要です。そこで、あなたの不安を解消するために、アネレムという鎮静剤を用いた、より快適な大腸内視鏡検査をご紹介します。 この記事では、アネレムによる検査の特徴やメリット、そして検査前に知っておくべき大切なポイントを詳しく解説します。検査に対する不安を払拭し、安心して検査を受けていただけるよう、具体的な情報と共にお届けします。
【この記事の著者のご紹介】
みなさんお待たせしました。専門医がお答えシリーズです!
お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。
内視鏡といえば天白橋。内科もやっぱり天白橋。天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

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アネレムによる大腸内視鏡検査の特徴3つ
大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見・早期治療に極めて重要な検査です。しかし、「検査が苦しいのではないか」「痛そうで怖い」といったイメージを持たれている方も少なくありません。そこで、当院では患者さんの負担を軽減するため、アネレムという鎮静剤を用いた大腸内視鏡検査を実施しています。ここでは、アネレムによる大腸内視鏡検査の特徴を3つのポイントに絞ってご説明します。


従来の内視鏡検査との違い
従来、大腸内視鏡検査における鎮静にはミダゾラムという薬剤が広く使われてきました。アネレムは、このミダゾラムと比較して、いくつかの点で優れた特徴を持っています。
まず、アネレムは作用時間が短いことが大きなメリットです。体内で速やかに分解されるため、検査後の回復が早く、検査後も比較的すぐに日常生活に戻ることができます。ミダゾラムを使用した場合は、検査後にボーッとした状態が数時間続くこともありました。しかし、アネレムではそのような心配は少なくなります。多くの患者さんは検査終了後30分程度で覚醒し、1時間程度で普段通りの生活を送れるようになります。
次に、アネレムは呼吸抑制のリスクが低いという点も重要です。大腸内視鏡検査中に鎮静剤を使用する場合、呼吸が抑制されるリスクが常に存在します。アネレムはミダゾラムに比べてこのリスクが低いため、より安全に検査を行うことができます。これは、特に持病のある方や高齢の方にとって大きな安心材料となるでしょう。
最後に、アネレムは鎮静レベルの調整が容易であることもメリットです。アネレムは少量ずつ投与し、患者さんの状態を常にモニターで確認しながら鎮静の深さを細かく調整できます。一方、ミダゾラムは一度に投与するため、鎮静の深さを微調整することが難しいという側面がありました。アネレムであれば、患者さん一人ひとりの状態に合わせて最適な鎮静レベルを維持できるため、より快適に検査を受けていただけます。
挿入時の痛みや不快感を軽減
大腸内視鏡検査で最も気になるのは、やはり内視鏡を挿入する際の痛みや不快感ではないでしょうか。当院では、患者さんの負担を最小限にするため、様々な工夫を凝らしています。
まず、内視鏡挿入時には、のどの奥にゼリー状の局所麻酔薬を塗布します。これにより、内視鏡が通過する際の違和感を軽減することができます。
さらに、アネレムによる鎮静作用も大きな効果を発揮します。鎮静によって検査中の緊張や不安が和らぐため、嘔吐反射やお腹の張りといった不快感が抑えられます。実際、多くの患者さんから「思っていたよりもずっと楽だった」という感想をいただいています。
検査中の鎮静剤の使用について
アネレムは、α2アドレナリン受容体という神経の働きを抑えることで鎮静作用を発揮します。専門的に言えば、脳幹網様体賦活系を抑制することで鎮静作用を示します。
検査中は、心電図、血圧、酸素飽和度などをモニターで常時監視しながら、安全に鎮静剤を投与しますのでご安心ください。アネレムの初回投与量は通常2.5~5.0mgを30秒以上かけて静脈注射します。効果が不十分な場合は、1~2.5mgを追加で静脈注射します。最大投与量に特に定めはありません。また、万が一、過鎮静になった場合には、フルマゼニルという薬剤を投与することで、速やかに鎮静状態から覚醒させることが可能です。
当院は内科・内視鏡クリニックです。内視鏡専門医ではありますが、内科全般何でもご相談いただけます。風邪や発熱、咳、喉の痛み、痰などの症状をはじめ、生活習慣病、アレルギー、内視鏡検査、美容医療まで幅広く対応しています。なお、当院では新型コロナウイルス感染症の検査にNEAR法を使用しています。
アネレムは保険収載されましたが、アネレムを用いた内視鏡検査は、現時点では保険適用外です。当院では2月から自費診療としてアネレムを使用した鎮静下での消化器内視鏡検査を行っており、多くの実績があります。アクセスは下記URLをご覧ください。https://tenpakubashi-cl.com/access/
大腸内視鏡検査を受ける前に知っておくこと5つ
大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見・早期治療のために非常に重要な検査です。しかし、検査に対する不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで、検査前に知っておくべき大切なポイントを5つご紹介します。疑問や不安なことがあれば、ご遠慮なく当院までお問い合わせください。名古屋市天白区の天白橋内科内視鏡クリニックは、地域のかかりつけ医として、皆さまの健康をサポートいたします。


検査を受ける上での注意点
大腸内視鏡検査は、内視鏡という細いカメラを肛門から挿入し、大腸の内部を観察する検査です。検査自体は15分から30分程度で終了しますが、検査後もいくつか注意すべき点があります。
- 鎮静剤を使用した場合、検査後しばらくは、自動車の運転や危険を伴う作業、重要な判断を必要とする作業は控えてください。鎮静剤の影響下では、集中力や判断力が低下し、思わぬ事故につながる可能性があります。安全のため、公共交通機関を利用するか、ご家族やご友人に送迎を依頼するようにしてください。
- 検査当日は、激しい運動や飲酒は避け、ゆっくりと過ごしてください。検査によって大腸に負担がかかっているため、激しい運動や飲酒は回復を遅らせる可能性があります。
- 食事は、回復後、医師の許可が出てから摂取してください。検査直後は、消化器官が敏感になっているため、刺激の少ない消化の良いものを少量ずつ食べるようにしましょう。
- 検査中に、腹痛、吐き気、めまいなどの症状が現れた場合は、すぐに医師または看護師にお知らせください。これは、検査による刺激や鎮静剤の副作用によるものかもしれません。迅速な対応が必要となる場合もありますので、我慢せずに伝えることが重要です。
事前の食事制限
大腸内視鏡検査では、大腸の中を鮮明に観察するために、腸内をきれいにする必要があります。検査前に適切な食事制限を行うことで、正確な診断が可能になります。
- 検査前日は、消化の良いものを軽めに済ませ、21時以降は何も食べないでください。消化に時間のかかるものや脂っこいものは避け、おかゆやうどん、白身魚、鶏肉、豆腐、柔らかく煮た野菜などを少量摂取するようにしましょう。食物繊維の多い食品は消化に時間がかかるため、検査前日は控えることが重要です。
- 水分は検査3時間前までにお水かお茶であれば飲んでいただけます。糖分やカフェインを含む飲み物は腸を刺激する可能性があるため、控えてください。
検査当日の持ち物
検査当日は、以下のものをご持参ください。
- 診察券
- 保険証
- お薬手帳(お持ちの方)
- 現在服用中のお薬(お持ちの方)
普段服用されているお薬がある場合は、必ず医師にお知らせください。お薬によっては、検査前に一時的に休薬が必要な場合があります。特に、血液をサラサラにする薬を服用している方は、必ず事前に医師にご相談ください。
検査後の過ごし方
検査後は、以下の点に注意して過ごしましょう。
- 鎮静剤を使用した場合、その影響がなくなるまで安静にしてください。アネレムという鎮静剤を使用した場合、通常30分~1時間程度で効果が消失しますが、個人差があります。
- 鎮静剤の効果が完全に消失するまでは、自動車の運転や危険を伴う作業、集中力が必要な作業は控えてください。
- 検査当日は、激しい運動や飲酒は避け、ゆっくり過ごしましょう。入浴は問題ありませんが、長湯は避けてください。
費用と保険適用について
大腸内視鏡検査の費用は、検査内容や使用する薬剤、病理検査の有無などによって異なります。アネレムは2023年4月から保険適用となりましたが、アネレムを用いた内視鏡検査は、現時点では保険適用外です。当院では2月から自費診療としてアネレムを使用した鎮静下での消化器内視鏡検査を行っており、多くの実績があります。費用についてご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
当院は内科・内視鏡クリニックです。内視鏡専門医ではありますが、内科全般何でもご相談いただけます。風邪や発熱、咳、喉の痛み、痰などの症状をはじめ、生活習慣病、アレルギー、内視鏡検査、美容医療まで幅広く対応しています。なお、当院では新型コロナウイルス感染症の検査にNEAR法を使用しています。アクセスは下記URLをご覧ください。https://tenpakubashi-cl.com/access/
天白橋内科内視鏡クリニックでの大腸内視鏡検査4つのメリット
大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見・早期治療に欠かせない検査です。しかし、「検査が苦しい」「痛そうで怖い」といったイメージから、検査を受けることに抵抗感を持つ方もいらっしゃるかもしれません。当クリニックでは、患者様一人ひとりの不安な気持ちに寄り添い、安心して検査を受けていただけるよう、様々な工夫を凝らしています。快適な環境づくりにも力を入れていますので、少しでも不安なことがあれば、ご遠慮なくご相談ください。


駅近でアクセス良好、駐車場も完備
当クリニックは、名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」2番出口から徒歩2分と、非常にアクセスの良い場所に位置しています。お仕事帰りや買い物のついでにも、お気軽にお立ち寄りいただけます。また、近隣には提携駐車場もご用意していますので、お車でお越しの方にも便利です。公共交通機関、お車どちらを利用する場合でも、通院しやすい環境です。詳しいアクセス情報は、当院のホームページでもご確認いただけます。https://tenpakubashi-cl.com/access/
さらに、当クリニックは内科全般の診療にも対応しています。風邪や発熱、生活習慣病、アレルギーなど、健康に関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。NEAR法を用いた新型コロナウイルス感染症の検査も実施しています。
経験豊富な医師による丁寧な検査
大腸内視鏡検査は、医師の技術と経験が結果に大きく影響する検査です。当クリニックでは、院長をはじめ、経験豊富な医師が検査を担当いたします。院長は、日本消化器病学会専門医、消化器内視鏡専門医として長年、消化器内視鏡検査に携わっており、豊富な知識と技術を有しています。患者様一人ひとりの状態を丁寧に確認し、苦痛を最小限に抑えた検査を提供できるよう、常に最新の技術と知識の習得に努めています。2025年2月からは、より患者様の負担を軽減できるよう、アネレムを用いた鎮静下での大腸内視鏡検査を導入し、多数の症例で実績を積んでいます。
新しい設備による精密な検査
早期発見・早期治療が重要な大腸がんにおいて、正確な診断は非常に重要です。当クリニックでは、高画質・高精細な画像を提供するデジタル内視鏡システムを導入しています。正確な診断に繋げることができます。また、大腸内視鏡検査だけでなく、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)にも対応しており、幅広い消化器疾患の検査が可能です。検査結果についても、画像や動画を用いて、患者様にとって分かりやすい説明を心がけています。
検査結果に基づいた適切なアドバイス
検査の結果、ポリープなどが見つかった場合は、その場で切除が可能な場合があります。また、検査結果に基づいて、今後の生活習慣の改善や大腸がん予防のためのアドバイスも行います。例えば、食生活の改善や運動習慣の確立など、具体的な方法を提案することで、患者様が検査後も安心して日常生活を送れるようサポートさせていただきます。検査結果や今後の生活について、ご不明な点や不安なことがございましたら、ご遠慮なくお尋ねください。
当院は内科・内視鏡クリニックです。内視鏡専門医ではありますが、内科全般何でもご相談いただけます。風邪や発熱、咳、喉の痛み、痰などの症状をはじめ、生活習慣病、アレルギー、内視鏡検査、美容医療まで幅広く対応しています。なお、当院では新型コロナウイルス感染症の検査にNEAR法を使用しています。
アクセスは下記URLをご覧ください。https://tenpakubashi-cl.com/access/
まとめ
大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見・早期治療に不可欠ですが、痛みへの不安から敬遠される方も多いですよね。この記事では、アネレムを用いた鎮静下での大腸内視鏡検査の特徴と、天白橋内科内視鏡クリニックでの検査のメリットをご紹介しました。アネレムは作用時間が短く、呼吸抑制のリスクも低い鎮静剤で、検査後の回復が早く、日常生活への復帰もスムーズです。当クリニックでは、経験豊富な医師が最新設備を用いて丁寧な検査を行い、痛みや不快感を最小限に抑えるよう努めています。駅近でアクセスも良好、駐車場も完備しています。大腸がんの不安を解消し、安心して検査を受けていただけるよう、様々な工夫を凝らしているので、ぜひお気軽にご相談ください。
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全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。
詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。
令和7年6月30日
天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣
・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医