アネレムを使って胃カメラをやってみた

「胃カメラは辛い…」「オエッとなるのが怖い…」そう思っていませんか? 実は、最新の鎮静剤「アネレム」を使った胃カメラ検査なら、そんな不安を解消できるかもしれません。 アネレムは短時間で効果が現れ、すぐに覚醒するため、検査後の日常生活への影響も最小限。 まるでうとうとしているような感覚で、検査中の不快感や緊張を軽減できます。 従来の胃カメラでつらい思いをした方、緊張しやすい方、ぜひこの記事でアネレムを使った楽な胃カメラ検査について詳しく知ってください。
【この記事の著者のご紹介】
みなさんお待たせしました。専門医がお答えシリーズです!
お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。
内視鏡といえば天白橋。内科もやっぱり天白橋。天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

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アネレムを使った胃カメラで楽に検査を受けよう(3つのメリット)
胃の検査、特に胃カメラと聞くと、「オエッとなるのでは?」「苦しそう…」と不安に思う方は少なくありません。 実際、以前の私もそうでした。内視鏡専門医になる前は、胃カメラの検査を受ける立場として、あの独特の不快感を想像するだけで憂鬱な気分になったものです。
だからこそ、当院では患者さんの負担を少しでも軽減できるよう、アネレムという鎮静剤を使った胃カメラ検査を導入しています。アネレムは従来の鎮静剤より早く効果が現れ、短時間で覚醒するため、検査後の日常生活への影響も少ないという大きなメリットがあります。
当院は内科・内視鏡クリニックとして、風邪などの一般的な症状から内視鏡検査、生活習慣病、アレルギー、そして美容医療まで、幅広く診療を行っています。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

従来の経口内視鏡との違い
従来の経口内視鏡検査は、意識のある状態で行います。そのため、どうしても管が挿入される際の異物感や圧迫感、嘔吐反射といった不快感を伴う場合がありました。また、検査を受けることへの緊張や不安も、患者さんにとって大きな負担となっていたことは想像に難くありません。
アネレムを使った胃カメラ検査では、鎮静剤の効果により検査中の意識がぼんやりとした状態になります。例えるなら、うとうととまどろんでいるような感覚です。そのため、検査中の不快感や緊張感が軽減され、楽に検査を受けていただけます。
さらに、アネレムは超短時間作用型という特徴があります。これは、薬の効果が持続する時間が短いことを意味します。そのため、検査後も比較的早く覚醒し、日常生活への復帰がスムーズです。
検査中の負担が少ない
アネレムは鎮静作用により、検査中の意識レベルを低下させます。この鎮静効果によって、検査中に感じる可能性のある嘔吐反射や不快感、異物感を抑えることが期待できます。
従来の胃カメラ検査でつらい思いをした方や、緊張しやすい方でも、アネレムを使用することでリラックスして検査を受けていただけます。また、検査時間も短いため、身体への負担を最小限に抑えることができます。
嘔吐反射が少ない
胃カメラ検査で多くの方が心配されるのが、嘔吐反射です。これは、異物が喉の奥に触れることで引き起こされる生理的な反応です。
アネレムを使うことで、この嘔吐反射を軽減する効果が期待できます。アネレムは脳の働きを穏やかにすることで、嘔吐反射などの不快な反応を抑えます。これにより、検査中の苦痛を和らげ、スムーズな検査進行をサポートします。
検査時間が短い
アネレムは作用時間が短く、効果が現れるのも早いという特徴があります。そのため、検査時間を短縮することが可能です。検査時間が短いということは、それだけ患者さんの身体的、精神的な負担も軽減することにつながります。
当院では、患者さんの状態に合わせて適切な量の鎮静剤を使用し、安全かつスムーズな検査の実施に努めています。
鎮静剤の使用も可能
当院では、アネレムという鎮静剤を用いた胃カメラ検査を行っています。2月から導入しており、多くの実績があります。アネレムはベンゾジアゼピン系の薬剤で、鎮静作用があります。点滴によって静脈内に投与し、検査中の意識を鎮静化することで、楽に検査を受けていただけるようにしています。
アネレムは作用時間が短く、覚醒も速いため、検査後の日常生活への影響も最小限に抑えることができます。また、必要に応じて、拮抗薬を用いて迅速に覚醒させることも可能ですので、安心して検査を受けていただけます。なお、アネレムの使用は現在自費診療となります。
アクセスはこちらです:https://tenpakubashi-cl.com/access/
天白橋内科内視鏡クリニックでのアネレム検査の流れ
胃の検査は、不安や緊張を伴うものですよね。当院では、患者さんの負担を最小限に抑え、安心して検査を受けていただけるよう、アネレムを用いた鎮静下での内視鏡検査を実施しています。検査を受けるにあたって、どのような流れで進むのか、具体的にご説明いたします。

受付と問診
ご来院いただきましたら、まずは受付にて保険証をご提示ください。その後、問診票にご記入いただきます。問診票では、現在の症状(例えば、胃の痛みや胸やけの程度、いつから症状が現れたかなど)、過去の病歴、アレルギーの有無、服用中のお薬などについてお伺いします。
問診票へのご記入後、医師による問診を行います。問診では、問診票の内容を基に、さらに詳しい症状や生活習慣、ご心配な点などについてお伺いします。検査を受けるにあたって不安な事や疑問に思うことがございましたら、些細なことでも構いませんので、お気軽にご質問ください。医師が丁寧に説明し、検査内容についてご納得いただいた上で検査に進みますのでご安心ください。
検査前の準備
検査着に着替えていただき、検査台に横になっていただきます。その後、血圧計、心電図モニター、酸素飽和度測定器などを装着し、全身状態を確認します。これは、検査中の安全性を確保するために非常に重要な手順です。
次に、アネレムを静脈注射します。アネレムは、検査中の緊張や不安を和らげ、検査を楽に受けていただくための鎮静剤です。当院では2月からアネレムを用いた鎮静内視鏡検査を実施しており、多くの実績があります。検査前に看護師が改めてアネレムの効果や安全性について説明いたしますのでご安心ください。
アネレム静注と検査
アネレムによる鎮静後、内視鏡を口から挿入し、食道、胃、十二指腸の粘膜を観察します。検査中は、モニターに映し出される鮮明な画像を見ながら、食道、胃、十二指腸に炎症や潰瘍、腫瘍などがないかを確認します。必要に応じて、組織を採取することもあります。採取した組織は、後日、病理検査を行い、より詳細な診断を行います。
アネレムを使用することで、検査中の不快感や嘔吐反射(「オエッ」となる反応)を軽減し、検査時間を短縮することができます。検査時間は通常5分程度です。
検査後の回復と説明
検査後はリカバリールームでしばらく安静にしていただきます。アネレムは超短時間作用型という特徴があり、効果が持続する時間が短いため、通常5~10分で覚醒します。覚醒後は、医師から検査結果について説明を受け、今後の治療方針について相談します。検査で採取した組織がある場合は、後日病理検査の結果をご連絡いたします。検査結果や治療方針についてご不明な点があれば、ご遠慮なくご質問ください。
当院は、内科・内視鏡クリニックとして、風邪やインフルエンザなどの一般的な感染症から、生活習慣病、アレルギー疾患、そして消化器内視鏡検査まで幅広く診療を行っています。どのようなお悩みでも、お気軽にご相談ください。
検査結果の受け取り
検査結果は、当日説明いたします。生検などした際は後日結果説明となります。検査結果に関するご質問やご相談は、電話またはメールでも受け付けておりますので、ご都合の良い方法でご連絡ください。また、他の医療機関での検査結果をお持ちの方は、受付にご提示いただけるとスムーズです。
当院へのアクセスは、名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」より徒歩2分です。提携駐車場も完備しておりますので、お車でも公共交通機関でも通いやすい立地です。詳しいアクセス情報は、当院ウェブサイト(https://tenpakubashi-cl.com/access/)をご覧ください。
アネレム 胃カメラ に関するよくある質問
胃の検査は、どうしても不安や緊張が伴いますよね。当院では、少しでも患者さんの負担を軽減できるよう、アネレムを用いた鎮静下での胃カメラ検査を実施しています。ここでは、アネレム胃カメラについてよくあるご質問にお答えします。何かご不明な点があれば、ご遠慮なくお問い合わせください。

費用はいくらかかりますか?
アネレムを用いた胃カメラ検査は、健康保険が適用されません。そのため、全額自己負担となります。費用は検査の内容や、組織検査、ピロリ菌検査などの追加検査の有無によって異なります。当院では、胃カメラ検査にアネレム鎮静剤を使用した場合、およそ5000円になります。費用に関するより詳細な情報は、受付までお問い合わせください。
検査を受けられないケースはありますか?
アネレムは安全性の高い薬剤ですが、すべての方に使用できるわけではありません。
例えば、アネレムの成分にアレルギーのある方は使用できません。また、緑内障の治療を受けている方、重度の呼吸器疾患のある方、妊娠中、あるいは妊娠の可能性のある方も、使用できない場合があります。過去にアネレムや類似の薬剤で副作用が出たことのある方も、事前に医師に相談する必要があります。
ご自身の健康状態について少しでも気になることがあれば、どんなに些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
副作用はありますか?
アネレムは副作用が少ない薬剤ですが、まれに眠気、ふらつき、吐き気などの症状が現れることがあります。これらの症状は通常、短時間で消失します。
ごくまれに、呼吸が浅くなる、血圧が低下する、脈が遅くなるなどの症状が現れる可能性もあります。検査中は、医師と看護師が患者さんの状態を常にモニタリングし、異変があれば迅速に対応いたしますのでご安心ください。
検査後、しばらくは自動車の運転など、集中力を要する作業は避けてください。安全のため、公共交通機関をご利用いただくか、ご家族に送迎をお願いすることをお勧めします。
鎮静剤を使う場合と使わない場合の違いは?
鎮静剤を使用しない胃カメラ検査では、内視鏡の挿入による異物感、圧迫感、嘔吐反射(「オエッ」となる反応)などを感じることがあります。このため、検査中に苦痛を感じたり、検査がスムーズに進まない場合もあります。
一方、アネレムのような鎮静剤を使用すると、これらの不快感を軽減し、リラックスした状態で検査を受けることができます。検査中の記憶が曖昧になることも多く、検査に対する恐怖心や不安感が強い方におすすめです。
当院では、患者さんのご希望や状態に合わせて、鎮静剤の使用の有無をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
他の検査(バリウム検査など)との違いは?
バリウム検査は、バリウムという造影剤を飲んでX線撮影を行う検査方法です。胃の形状や大きさ、病変の位置などを確認することができます。しかし、病変の表面の状態や粘膜の色調など、詳細な観察はできません。また、組織を採取することもできません。
一方、胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)では、内視鏡を用いて食道、胃、十二指腸の内部を直接観察します。粘膜の微細な変化や病変の性状を詳細に確認でき、必要に応じて組織を採取することもできます。採取した組織は病理検査を行い、がん細胞の有無などを調べます。これにより、より正確な診断が可能になります。
天白橋内科内視鏡クリニックでは、内科全般の診療に加え、内視鏡検査にも力を入れています。風邪やインフルエンザ、生活習慣病、アレルギー疾患など、どのようなお悩みでもお気軽にご相談ください。内視鏡専門医が、丁寧な診察と的確な診断を心がけております。アクセスはこちらです。
まとめ
アネレムを使った胃カメラ検査について、メリットや疑問点をまとめました。検査中の苦痛や不安を軽減したい、嘔吐反射が心配、という方は、アネレムの使用を検討してみてはいかがでしょうか。アネレムは鎮静作用があり、検査中の意識をぼんやりさせることで、楽に検査を受けられます。作用時間が短く、検査後の日常生活への影響も少ないため、忙しい方にもおすすめです。費用は自費診療となりますが、より快適な検査を希望される方は、ぜひ一度ご相談ください。安心して検査を受けていただけるよう、医師・スタッフ一同サポートいたします。
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全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。
詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。
令和7年6月30日
天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣
・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医