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天白橋の内視鏡ブログ

左脇腹の痛みの原因は?考えられる病気・臓器と受診の目安を医師が解説

内科  / 大腸内視鏡検査  / 胃カメラ

左の脇腹が、なんだか痛い。

ズキズキすることもあれば、筋肉痛のように重く感じることもあります。
ひきつるような感覚や、チクチクと刺すような痛みのときもあるでしょう。原因がわからないと、不安になりますよね。

「病院に行くほどではないけれど、放っておいてよいのか心配」。
そんな方に向けて、左脇腹の痛みで考えられる病気と、痛み方からの見分け方、受診の目安をまとめました。

緊急性があるかどうか、一緒に確認していきましょう。

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左脇腹の痛みの原因として考えられる病気

体の左側、特に脇腹には、たくさんの臓器が集まっています。そのため、痛みの原因を一つに特定するのが難しい場合があります。

胃や腸などの消化器はもちろん、膵臓や脾臓、左の腎臓も左側に位置します。実は、これらのどれかに異常があると、左脇腹の痛みとして現れるのです。

痛みの感じ方は人それぞれです。キリキリと刺す痛み、ズキズキと脈打つ痛み、シクシクと続く鈍い痛み。その表現はさまざまでしょう。

痛みの強さや続く時間、痛むタイミングも手がかりになります。食後か空腹時か、どんな姿勢のときに強まるのか。ここを把握しておくと、原因をしぼり込みやすくなります。

代表的な病気を、具体例を交えて見ていきます。

胃・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸は、食べ物を消化するために強い酸性の胃液を分泌しています。この胃液には食べ物を溶かす働きがある一方で、胃や十二指腸自身を傷つけてしまうこともあります。

胃や十二指腸の壁は、ふだん粘膜(表面を覆う膜)で守られています。ストレスや不規則な生活、ピロリ菌の感染で粘膜が弱ると、胃酸が壁を攻撃し、炎症や傷ができます。これが胃潰瘍や十二指腸潰瘍です。

症状としては、みぞおちが空腹時に痛む、胃がキリキリする、胸やけや吐き気がするといった形で現れます。あわせて、左脇腹に痛みを感じることもあるでしょう。

ふだんからストレスが多く、残業続きで食事も不規則。みぞおちと左脇腹がともに痛む。こうしたケースでは、胃・十二指腸潰瘍が疑われます。

胃腸炎

胃腸炎は、ウイルスや細菌などの病原体が原因で、胃や腸に炎症が起こる病気です。主な症状は、吐き気、嘔吐(吐くこと)、下痢、腹痛、発熱など。

炎症で胃や腸が刺激されると、左脇腹に痛みが出ることがあります。炎症が胃の左側や腸全体に広がっていると、痛みが強く出る場合もあるでしょう。

生の魚介類を食べた後、激しい吐き気と下痢、左脇腹の痛みが現れたなら。ノロウイルスやアニサキスによる食中毒の可能性が考えられます。

膵臓の病気(膵炎など)

膵臓は胃の後ろにある臓器です。食べ物を消化する膵液(すいえき)と、血糖値を調節するインスリンなどのホルモンを分泌しています。

膵炎は、その膵臓に炎症が起こる病気です。お酒の飲み過ぎや、胆のうにできる石(胆石)が原因となることが多いとされています。膵臓は初期に自覚症状が出にくく、気づいたときには進行している場合もあります。

症状が進むと、みぞおちに激しい痛みが起こり、背中や左脇腹まで広がります。吐き気や嘔吐、発熱を伴うことも。

大量に飲酒した翌日、みぞおちから背中にかけて激しく痛み、左脇腹にも痛みが及んだ。これは急性膵炎が疑われる典型的なケースです。

脾臓の病気(脾腫、脾梗塞など)

脾臓は左脇腹の奥、肋骨の下あたりにあります。古くなった赤血球を壊したり、血液中の細菌やウイルスを撃退したりと、免疫の働きを担う臓器です。

脾腫は、さまざまな原因で脾臓が腫れた状態。脾梗塞は、脾臓への血流が悪くなり、その部分の組織が死んでしまう病気です。どちらも左脇腹の痛みや張りを感じます。貧血やだるさ、発熱を伴うこともあるでしょう。

マラソン大会の後に左脇腹が痛み、息切れや動悸(胸がドキドキする感じ)が強くなった。こうしたときは、激しい運動で一時的に脾臓へ血液が集まり、腫れている可能性があります。

腎臓の病気(腎盂腎炎、尿路結石など)

腎臓は、腰の少し上、背骨の両側にある臓器です。血液をろ過して尿を作り、体に不要なものを排出する働きをしています。

腎盂腎炎は、腎臓に細菌が感染する病気で、発熱や腰痛、血尿が現れます。尿路結石は、腎臓から膀胱までの尿の通り道に石ができる病気で、激痛や血尿を伴います。左の腎臓に異常があれば、左脇腹に痛みが出やすくなるでしょう。

高熱が出て、背中や腰、特に左脇腹のあたりが強く痛む。これは腎盂腎炎が疑われます。突然の激しい腰痛と血尿があり、痛みが波のように強弱を繰り返すなら、尿路結石の可能性があります。

大腸の病気(過敏性腸症候群、大腸憩室炎など)

大腸は、小腸から続く消化管です。水分を吸収して便を形づくる働きをしています。

過敏性腸症候群は、検査をしても腸に炎症や潰瘍が見つからないのに、腹痛や便秘、下痢が繰り返される病気です。ストレスや食生活の乱れが関わると考えられていますが、はっきりした原因はわかっていません。

大腸憩室炎は、大腸の壁にできた小さな袋状の突起に炎症が起こる病気で、強い腹痛や発熱が現れます。

左側にある下行結腸やS状結腸に異常があると、左脇腹に痛みが出やすくなります。便秘がちで便が残る感じがあり、左脇腹に鈍い痛みが続くなら、大腸憩室炎が疑われるでしょう。緊張する場面で決まって左脇腹が痛み、下痢と便秘を繰り返すなら、過敏性腸症候群の可能性があります。

筋肉・神経の問題、帯状疱疹

内臓だけが原因とは限りません。咳やくしゃみ、急な運動で脇腹の筋肉を痛めると、筋肉痛のような痛みや攣るような痛みが出ます。

肋骨に沿って走る神経が刺激される肋間神経痛では、息を吸ったり体をひねったりしたときに鋭い痛みが走るのが特徴です。

帯状疱疹も見落とせません。ピリピリした痛みの後に、帯状の発疹が左脇腹に出ることがあります。発疹より先に痛みだけが現れる時期もあり、原因不明の痛みとして受診される方もいます。

女性に多い原因、ストレスとの関係

女性の場合は、卵巣や子宮など婦人科系の不調が左脇腹の痛みとして出ることがあります。生理周期に合わせて痛む、生理以外の出血(不正出血)を伴うといったときは、婦人科の受診も考えましょう。

ストレスとの関わりも見逃せません。緊張する場面で左脇腹が痛む、検査で異常がないのに症状が続く。こうした場合は、心の状態が腸の動きに影響しているのかもしれません。過敏性腸症候群は、その代表例です。

 

痛みの種類から原因を見分ける

左脇腹の痛みは、その種類によって疑われる病気が変わります。余談ですが、痛みを人に言葉で説明するのは、思いのほか難しいものです。医療の現場では、患者さんから症状をできるだけ具体的に聞き取ることが、診断の助けになります。

鋭い痛みは、刺すように激しい痛みです。肋間神経痛や帯状疱疹、腎盂腎炎、尿路結石、膵炎などで見られます。

鈍い痛みは、重苦しく、はっきりしない感覚と表現されることが多い痛みです。胃潰瘍や胃炎、過敏性腸症候群、慢性膵炎、脾臓や大腸の病気で起こりやすいでしょう。

ズキズキする痛みは、脈に合わせて強弱を繰り返します。腎臓や胆のうの病気で見られる場合があります。

締め付けられる痛みは、強く圧迫される感覚の痛みです。狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気で現れることもあり、注意したい痛みといえます。

痛むタイミングも、原因を探る手がかりになります。

  • ・食後や空腹時に痛む:胃や十二指腸のトラブル
  • ・息を吸うと痛む:肋間神経痛や筋肉の問題
  • ・背中側に響く:膵臓や腎臓の病気
  • ・お酒や食べ過ぎの後:胃腸や膵臓のトラブル

 

内臓痛と体性痛の違い

左脇腹の痛みは、内臓痛と体性痛の二つに大きく分けられます。この違いを知っておくと、痛みの原因を考えるときに役立つでしょう。

内臓痛は、胃や腸などの内臓に異常が起きて感じる痛みです。内臓には痛みを感じる神経が少ないため、どこが痛いのかぼんやりとして、場所をはっきりさせにくいのが特徴です。胃炎でみぞおちがシクシク痛むのは、この内臓痛にあたります。

体性痛は、皮膚や筋肉、骨など、体の表面に近い部分の異常で感じる痛みです。痛む場所がはっきりしていて、ズキズキ、キリキリと鋭く感じます。肋骨を骨折したときの強い痛みは、体性痛の代表といえるでしょう。

左右で異なる臓器と、痛む場所の関係

人の体は、見た目は左右対称でも、内臓の配置は左右で違います。そのため、右と左では痛みの原因となる臓器が変わってきます。

左脇腹にあるのは、胃、脾臓、膵臓、左の腎臓、大腸の一部です。左脇腹が痛むときは、これらの臓器に何か起きている可能性があります。

左脇腹の上のほうが痛み、背中まで広がるなら、膵炎が疑われます。中央あたりが鈍く痛み、食後やストレスで強まるなら、胃潰瘍や胃炎の可能性も。痛む場所をたどっていくと、原因の臓器をしぼり込めるのです。

ちなみに、右脇腹には肝臓や胆のうがあります。右側の痛みについては、別の記事で解説しています。

受診の目安と何科を受診すべきか

左脇腹の痛みには、放っておいてよいものから、急いで対応すべきものまであります。
次のような症状があるときは、早めに受診してください。

  • ・痛みが強く、だんだん悪化している
  • ・発熱、嘔吐、血便、血尿を伴う
  • ・数日たっても痛みが引かない
  • ・冷や汗が出る、意識がはっきりしない

特に最後のケースは急を要します。
突然、胸や背中に激しい痛みが走り、冷や汗を伴うときは、大動脈が裂ける大動脈解離など、命に関わる病気のおそれもあります。迷わず救急へ連絡してください。

一方で、しばらく様子を見てよいのか、判断に迷う痛みも多いはず。

便秘や食べ過ぎのあとに軽く痛む程度なら、生活を整えて経過を見る選び方もあります。ただし、痛みを繰り返したり長引いたりするなら、一度きちんと調べておくと安心です。

どの科にかかるか迷ったら、まずは消化器内科や内科へ。原因がわかれば、必要に応じて専門の診療科を案内してもらえます。

天白橋内科内視鏡クリニックでできる左脇腹の痛みの検査・治療

気になる痛みが続くときは、原因を調べておくと安心です。当クリニックでは、左脇腹の痛みに対して次の検査を行っています。

血液検査では、炎症の有無や貧血の程度、肝臓や腎臓の働きを調べます。採血は数分ほどで終わります。

尿検査では、尿路感染症や腎臓の病気、糖尿病の有無を確認します。採取した尿を容器に入れるだけの、簡単な検査です。

腹部エコーでは、超音波で肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓などの形や状態を調べます。超音波を使うため放射線の心配がなく、結果はその場でご説明します。

内視鏡検査では、口や鼻から細い管を入れて、食道、胃、十二指腸の内部を観察します。炎症や潰瘍、ポリープ、がんの有無を確認できる検査です。

CT検査やMRI検査が必要なときは、連携先の医療機関をご案内します。

当クリニックで可能な検査

「もしかして、大変な病気なのでは…」

そんな不安を抱えているあなたに、当クリニックでは、まず、あなたの痛みの原因を特定するために、様々な検査を実施いたします。

  • 血液検査: 血液検査では、炎症の有無や貧血の程度、肝臓や腎臓の機能などを調べることができます。採血はほんの数分で終わりますし、痛みもほとんどありません。
  • 尿検査: 尿検査では、尿路感染症や腎臓の病気、糖尿病などの有無を調べることができます。検査方法はとても簡単で、採取した尿を専用の容器に入れるだけです。
  • 腹部エコー: 超音波を使って、肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓といったお腹の中の臓器の形や大きさ、状態を調べることができます。痛みもなく、体に負担の少ない検査です。検査時間は15分ほどで、検査結果はその場でご説明いたします。
  • 内視鏡検査: 口や鼻から内視鏡という細い管を入れて、食道、胃、十二指腸の内部を観察します。これにより、炎症や潰瘍、ポリープ、がんなどの有無を確認することができます。
  • 以下ご紹介にて検査可能です。
  • CT検査: エックス線を使って体の断面を撮影し、臓器や骨、血管などを詳しく調べることができます。
  • MRI検査: 強い磁場と電波を使って体の断面を撮影し、臓器や組織の状態を詳しく調べることができます。

これらの検査を通して、痛みの原因を特定し、適切な治療法を検討していきます。

痛みに対する治療法

痛みの原因が特定できたら、その原因に基づいた適切な治療法を選択します。

例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が原因で左脇腹の痛みが生じている場合は、胃酸の分泌を抑える薬や胃の粘膜を保護する薬を処方します。

細菌感染が原因の場合は、抗生物質を処方します。また、痛みが強い場合は、痛み止めを処方することもあります。

ストレスや生活習慣の乱れが原因で過敏性腸症候群を発症している場合は、生活習慣の改善を指導します。具体的には、食事はよく噛んでゆっくり食べるようにすること、食物繊維を多く摂ること、睡眠時間をしっかりと確保すること、適度な運動をすることなどをアドバイスします。

さらに、帯状疱疹後神経痛のように、痛みが長引く場合もあります。帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹が治った後も痛みが続く病気で、その原因は完全には解明されていません。

残念ながら、帯状疱疹後神経痛の予防におけるコルチコステロイドの効果は、現在のところ、はっきりとは分かっていません。しかし、痛みの種類や程度に合わせて、鎮痛剤や神経ブロック注射など適切な治療法を検討します。

天白橋内科内視鏡クリニックの特徴

当クリニックは、名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」より徒歩2分、提携駐車場も完備しており、お車でも公共交通機関でも通いやすいクリニックです。

院長は、日本消化器病学会、消化器内視鏡学会専門医の資格も保有しております。長年の経験と知識に基づいた適切な診断と治療を提供いたします。

また、さまざまな医療機器を導入しており、患者様にとってより accurate で pain less な検査・治療を心がけております。さらに、患者様一人ひとりに寄り添い、分かりやすい説明を心がけておりますので、気になることや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

まとめ

左脇腹の痛みは、胃腸、膵臓、脾臓、腎臓など、さまざまな臓器が原因になりえます。

痛みの種類やタイミング、伴う症状から、原因をある程度は推測できます。とはいえ、自己判断は禁物です。

痛みが続いたり強まったりするときは、医療機関で検査を受けましょう。早めに原因をはっきりさせておくことが、安心につながります。

詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。

右脇腹が痛い時に読むブログはこちら→右脇腹が痛い時

令和6年9月7日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医

参考文献

  • Jiang X, Li Y, Chen N, Zhou M and He L. "Corticosteroids for preventing postherpetic neuralgia." The Cochrane database of systematic reviews 12, no. 12 (2023): CD005582.

追加情報

[title]: Corticosteroids for preventing postherpetic neuralgia.,

[summary]: ## 【タイトル】 帯状疱疹後神経痛の予防におけるコルチコステロイド

【要約】

  • 帯状疱疹後神経痛(PHN)は、帯状疱疹の一般的な深刻な痛みを伴う合併症です。
  • コルチコステロイドは抗炎症作用があり、PHNの予防に有効である可能性があります。
  • 本レビューは、2008年に初版が発行され、2013年に更新されたもののアップデート版です。
  • コルチコステロイドがPHNの予防にどのような影響(メリットとデメリット)を与えるかを評価することを目的としています。
  • 帯状疱疹後神経痛の予防におけるコルチコステロイドのランダム化比較試験(RCT)を、Cochrane Neuromuscular Specialised Register、CENTRAL、MEDLINE、Embase、その他のデータベース2つ、および試験登録2つ(2022年6月)で検索しました。
  • また、特定された試験の参考文献をレビューし、著者に連絡し、製薬会社に連絡して、追加の公表済みまたは未公表のデータを見つけました。
  • 経口、筋肉内、または静脈内投与でコルチコステロイドを投与した、あらゆる年齢の、あらゆる重症度の帯状疱疹患者を対象とした、無治療またはプラセボと比較したRCTをすべて含めました。他の治療法との比較は除外しました。
  • 2人のレビュー著者が独立して潜在的な論文を特定し、データを抽出し、各試験のバイアスのリスクとエビデンスの確実性を評価しました。
  • 意見が一致しない場合は、共著者間で話し合って解決しました。標準的なCochraneの方法論に従いました。
  • 包括基準を満たす参加者787人を含む5件の試験を特定しました。今回のアップデートで新しい研究は特定されませんでした。
  • すべてがランダム化二重盲検プラセボ対照平行群研究でした。
  • 帯状疱疹発症後6か月における帯状疱疹後神経痛の予防における経口コルチコステロイドの効果については、エビデンスは非常に不確実です(リスク比(RR)0.95、95%信頼区間(CI)0.45〜1.99;試験2件、参加者114人;非常に低い確実性のエビデンス(深刻なバイアスのリスクと非常に深刻な不正確さでダウングレード))。
  • 包括基準を満たした他の3件の試験は、帯状疱疹発症後6か月におけるPHN患者の数に関する個別情報が提供されなかったため、メタ分析には含められませんでした。
  • 5件の試験すべてで、治療中止時または中止から2週間以内の有害事象が報告されました。
  • コルチコステロイド群とプラセボ群の間で、重篤な有害事象(RR 1.65、95%CI 0.51〜5.29;試験5件、参加者755人;非常に低い確実性のエビデンス(深刻なバイアスのリスクと非常に深刻な不正確さでダウングレード))、または非重篤な有害事象(RR 1.30、95%CI 0.90〜1.87;試験5件、参加者755人;低い確実性のエビデンス(深刻なバイアスのリスクと深刻な不正確さでダウングレード))に差は見られませんでした。
  • これらの試験のうち1件は、アウトカムデータが不完全であったため、バイアスのリスクが高いと判断されました。2件はバイアスのリスクが不明であり、もう1件はバイアスのリスクが低いと判断されました。
  • 本レビューは2008年に初版が発行され、2010年、2013年、2023年のその後のアップデートでは、新しいRCTは特定されませんでした。
  • 現在入手可能なエビデンスに基づくと、急性帯状疱疹感染症中に経口コルチコステロイドを投与することによる帯状疱疹後神経痛の予防効果については不確実です。
  • 経口または筋肉内コルチコステロイドの投与は、急性帯状疱疹患者の有害事象のリスクにほとんど影響を与えない可能性があります。
  • 一部の研究者は、帯状疱疹関連の痛みを急性期に軽減するためにコルチコステロイドを使用することを推奨しています。
  • 帯状疱疹に対するコルチコステロイドの有効性を評価するさらなる研究が行われる場合は、急性痛から帯状疱疹後神経痛への移行を観察するために、長期追跡調査を含める必要があります。
  • 将来の試験には、機能や生活の質の測定に加えて、痛みの最新測定を含める必要があります。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38050854,

[quote_source]: Jiang X, Li Y, Chen N, Zhou M and He L. "Corticosteroids for preventing postherpetic neuralgia." The Cochrane database of systematic reviews 12, no. 12 (2023): CD005582.