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天白橋の内視鏡ブログ

消化管の暗黒大陸 小腸の真実 検査するまでの流れと病気

膵臓

あなたは最近、便の色がいつもと違っていたり、原因不明の疲労感に悩まされたりしていませんか? 実はそれ、小腸からの出血が原因かもしれません。

お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。
内視鏡といえば天白橋!天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

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小腸は全長約6~7メートルにもなり、栄養吸収を行う重要な器官ですが、その全長ゆえに原因不明の出血が起こることがあります。

この記事では、小腸出血の原因となりうる7つの病気や、出血を突き止めるための様々な検査方法について詳しく解説していきます。

あなたの健康を守るためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

小腸出血の原因を探る!考えられる病気7選

「最近、便の色がおかしいな…」「なんだか最近疲れやすい…」と感じていませんか? それはもしかしたら、小腸からの出血が原因かもしれません。

小腸は、胃と大腸をつなぐ消化管の一部で、食べ物を消化・吸収する大切な役割を担っています。全長は約6~7メートルにもなり、まるで身体の中を流れる「アマゾン川」のようです。 しかし、この長い道のりの中で、さまざまな原因で出血が起こることがあります。

小腸出血は、まさに"お腹の中の密室事件"。初期には自覚症状がほとんどない場合もあり、発見が遅れてしまうことも少なくありません。まるで、アマゾン川の奥地で密かに事件が進行しているように…。

小腸出血を疑う症状

小腸出血は、出血量が少ない場合は自覚症状が乏しいですが、出血量が増えると様々な症状が現れます。出血量が増えて症状が出る頃には、まるでアマゾン川の氾濫のように、私たちの体に様々な影響を及ぼしてしまう可能性があります。

では、小腸出血が起こると、私たちの体にはどんな変化が現れるのでしょうか? 代表的な症状を、具体的な例を交えながら見ていきましょう。

  • 黒っぽい便が出る、便に血が混じる: 健康な便は黄土色~茶褐色をしていますが、小腸出血が起こると、便は黒っぽく変色することがあります。これは、出血した血液が腸内細菌によって分解され、黒色の硫化鉄に変化するためです。まるで、鉄サビのような色をした便が出た場合は要注意です。また、出血量が多い場合は、鮮やかな赤い血液が混じることもあります。
  • 貧血: 小腸出血が続くと、体内の赤血球が減少し、貧血を引き起こすことがあります。赤血球は、酸素を全身に運ぶ役割を担っているため、貧血になると、酸素不足によって、顔色が悪くなったり、疲れやすくなったり、動悸がしたり、息切れしやすくなったりします。
  • 腹痛: 出血によって腸が刺激され、腹痛が起こることがあります。痛みの程度や部位は、出血の原因や量によって異なりますが、キリキリとした痛みや、シクシクとした鈍痛など、さまざまな痛み方が考えられます。
  • 吐血: 消化管の上部、特に胃や十二指腸からの出血量が多い場合、コーヒー豆のような黒い吐物がみられることがあります。これは、出血した血液が胃酸と混ざり合い、黒褐色に変色するためです。

これらの症状は、小腸出血以外でも起こる可能性があります。しかし、これらの症状が続く場合は、自己判断せずに、医療機関を受診し、専門医による適切な診断と治療を受けるようにしましょう。

小腸出血の原因となりうる病気7選

それでは、小腸出血は一体どのような病気によって引き起こされるのでしょうか?

小腸出血の原因は実に様々ですが、ここでは代表的な7つの病気を、具体的な例を交えながら解説していきます。

  1. 小腸ガン

    • 小腸ガンは、小腸にできる悪性腫瘍です。早期では自覚症状がほとんどなく、進行すると、腹痛、血便、体重減少などの症状が現れることがあります。
    • 小腸は消化管の中でもガンが発生しにくい場所ですが、近年、食生活の欧米化などの影響で増加傾向にあります。
    • 早期発見が難しい病気であるため、定期的な検査が重要となります。
  2. クローン病

    • クローン病は、口から肛門までの消化管のどこにでも炎症や潰瘍が起こる可能性のある病気です。免疫異常が関与していると考えられていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
    • 特に小腸と大腸の境目あたりに炎症が起こりやすく、下痢や血便、腹痛、発熱、体重減少などの症状が現れます。
    • クローン病は、難病指定されている病気の一つであり、患者さん一人ひとりに合わせた治療が必要となります。
    • 例えば、20代のAさんは、数ヶ月前から断続的に下痢と腹痛に悩まされていました。当初は過敏性腸症候群を疑っていましたが、症状が改善しないため、詳しく検査をしたところ、クローン病と診断されました。
  3. 潰瘍性大腸炎

    • 潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症が起こり、潰瘍やびらんができる病気です。免疫異常や遺伝、腸内細菌などが関係していると考えられていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
    • 主な症状は、粘膜が炎症を起こすことでびらんや潰瘍ができ、粘血便や下痢、腹痛などで、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すことが多いです。
    • 例えば、30代のBさんは、頻繁に血便が出るようになり、不安を感じて当院を受診されました。検査の結果、潰瘍性大腸炎と診断され、治療を開始することになりました。
  4. 胃潰瘍

    • 胃潰瘍は、胃の粘膜が傷つき、炎症を起こして潰瘍になっている状態です。ストレスや食生活の乱れ、ピロリ菌感染などが原因で起こることが多いです。
    • 胃痛や胸やけ、吐き気などの症状が現れます。
    • 例えば、40代のCさんは、毎日残業続きで、食事も不規則になりがちでした。ある日、激しい胃痛と吐き気に襲われ、病院を受診したところ、胃潰瘍と診断されました。
  5. 十二指腸潰瘍

    • 十二指腸潰瘍は、胃の出口である十二指腸の粘膜に潰瘍ができる病気です。胃潰瘍と同様に、ストレスや食生活の乱れ、ピロリ菌感染などが原因となることがあります。
    • 空腹時にみぞおちのあたりが痛む、食後に胃もたれや吐き気がするなどの症状が現れます。
    • 例えば、50代のDさんは、若い頃から胃腸が弱く、ストレスを感じると胃痛や吐き気に悩まされていました。最近では、空腹時にみぞおちのあたりが痛むようになり、病院を受診したところ、十二指腸潰瘍と診断されました。
  6. 感染性腸炎

    • 感染性腸炎は、ウイルスや細菌などの病原体が腸に感染することで起こる炎症性疾患です。
    • 食中毒の原因となるノロウイルスやサルモネラ菌なども、感染性腸炎を引き起こします。
    • 主な症状は、腹痛、下痢、発熱、嘔吐などで、症状の程度は原因となる病原体によって異なります。
    • 例えば、10代のEさんは、友人と焼肉を食べに行った後、激しい腹痛と下痢に襲われました。病院を受診したところ、カンピロバクターという細菌による感染性腸炎と診断されました。
  7. 薬剤性腸炎

    • 薬剤性腸炎は、特定の薬の服用によって腸に炎症が起こる副作用です。
    • 抗生物質や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などが原因となることがあります。
    • 下痢や腹痛、血便などの症状が出現することがあります。
    • 例えば、60代のFさんは、関節リウマチの治療のために非ステロイド性抗炎症薬を服用していましたが、薬の副作用で腸炎を起こし、下痢や腹痛が続いてしまいました。

これらの病気は、小腸出血を引き起こす可能性がある病気のほんの一部です。自己判断は危険ですので、少しでも気になる症状があれば、医療機関を受診し、専門医の診断を受けるようにしましょう。

小腸出血の検査方法を徹底解説!胃カメラ・大腸カメラだけじゃない?

「もしかして、小腸出血…?」 そんな不安を抱えている方もいるかもしれません。

実際、私も医師になって間もない頃、原因不明の貧血に悩む患者さんを担当し、検査を重ねた結果、小腸からの出血が見つかったという経験があります。 早期発見であれば、より負担の少ない治療で済んだかもしれないケースだけに、早期発見の重要性を改めて実感しました。

実は、小腸出血の原因は実に様々で、検査方法も胃カメラや大腸カメラだけではありません。 小腸は、全長約6~7メートルにもなり、まるで私たちの身体の中を流れる「アマゾン川」のように、複雑に入り組んでいます。 そのため、出血の原因を特定するには、"アマゾン川の探検家"のように、特殊な検査が必要になることがあるのです。

今回は、小腸出血の原因を特定するために有効な検査方法について、それぞれの検査方法の特徴や費用相場などを詳しく解説していきます。 ご自身の症状や不安に合わせた検査方法を見つけるための一助となれば幸いです。

胃カメラ検査でわかること・わからないこと

胃カメラ検査は、口から細い管状のカメラを挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を観察する検査です。 口からカメラを入れると聞くと、「オエッ」となるのが怖いと感じる方もいるかもしれません。 しかし、最近は、鼻から挿入する経鼻内視鏡検査や、鎮静剤を使用するなど、患者さんの負担を軽減するための様々な工夫が凝らされていますので、ご安心ください。

わかること

胃カメラ検査では、食道、胃、十二指腸までの範囲を調べることができます。 具体的には、以下のような病気が発見できることがあります。

  • 食道:食道炎、食道がん、食道静脈瘤など
  • :胃炎、胃潰瘍、胃がん、ピロリ菌感染など
  • 十二指腸:十二指腸潰瘍、十二指腸炎など

例えば、以前、毎朝胃のムカつきと吐き気に悩まされていた患者さんが来院されました。 胃カメラ検査を行ったところ、胃の出口付近が炎症を起こし、潰瘍になっている「十二指腸潰瘍」と診断されました。 適切な治療により、症状は改善し、今では元気に過ごされています。

わからないこと

胃カメラ検査では、口から挿入したカメラが届く範囲である、食道、胃、十二指腸の状態しか確認することができません。 そのため、小腸で出血が起きている場合は、胃カメラ検査だけでは原因を特定できません。

小腸出血の原因を特定するには、これからご紹介するような、さらに specialized な検査が必要となる場合があります。

大腸カメラ検査でわかること・わからないこと

大腸カメラ検査は、肛門から細い管状のカメラを挿入し、大腸の内部を観察する検査です。 検査前に腸内をきれいにするために、下剤を飲んでいただく必要があります。

わかること

大腸カメラ検査では、肛門から挿入したカメラが届く範囲である、大腸の状態を確認することができます。

具体的には、以下のような病気が発見できることがあります。

  • 大腸:大腸ポリープ、大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病(大腸型)など

例えば、健康診断で便潜血検査が陽性となり、精密検査で来院される患者さんは少なくありません。 多くは、痔や大腸ポリープなどが原因ですが、中には大腸がんが発見されることもあります。

わからないこと

大腸カメラ検査では、肛門から挿入したカメラが届く範囲である、大腸の状態しか確認することができません。 小腸で出血が起きている場合は、大腸カメラ検査だけでは原因を特定できません。

カプセル内視鏡検査とは?メリット・デメリット、費用相場

カプセル内視鏡検査は、小型カメラを内蔵したカプセルを飲み込み、消化管の様子を撮影する検査です。 まるで、小さな潜水艦が体の中を旅するように、小腸の内部をくまなく観察することができます。

検査中は、普段通りの生活を送ることができ、検査後には自然に体外に排出されます。 そのため、入院の必要がなく、身体への負担も少ない検査です。

メリット

  • つらい挿入作業がなく、身体への負担が少ない
  • 小腸の全体を観察できる

デメリット

  • 出血部位を特定することが難しい場合がある
  • 組織を採取できない

費用相場:5万円~10万円

バルーン内視鏡検査とは?メリット・デメリット、費用相場

バルーン内視鏡検査は、口または肛門から挿入した内視鏡に装着したバルーンで小腸を拡張しながら観察する検査です。 風船のように膨らむバルーンを使うことで、小腸の粘膜を詳しく観察することができます。

メリット

  • 直接患部を観察できるため、より正確な診断が可能
  • 組織を採取できる

デメリット

  • 検査時間が長くなる場合がある
  • 身体への負担が大きい

費用相場:10万円~20万円

小腸出血の原因を特定するには、患者様の症状や状況に応じた適切な検査方法を選択することが重要です。

天白橋内科内視鏡クリニックでの小腸出血の診療について

「もしかしたら小腸出血…?」 そう思った時、あなたはどんな気持ちになりますか?

「一体何が原因なんだろう…」 「どんな検査をするんだろう…」 「治療はつらいものなのだろうか…」

不安や疑問が頭をよぎることと思います。

実際に、私のクリニックにも、小腸出血が疑われる患者さんが多く来院されます。 中には、「まさか自分が…」と、驚きを隠せない方もいらっしゃいます。

小腸出血は、早期発見・早期治療が非常に重要です。 そのためにも、患者さんご自身がご自身の体からのサインを見逃さず、医療機関を受診することが大切です。

天白橋内科内視鏡クリニックでは、患者さん一人ひとりの不安に寄り添い、安心して検査や治療を受けていただけるよう、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。

当院の小腸出血に対する診療方針

天白橋内科内視鏡クリニックでは、小腸出血の診療において、以下の3つを大切に考えています。

  1. 患者さんとのコミュニケーションを重視した丁寧な説明

    小腸出血の原因や検査、治療法は、患者さんにとって、決して身近なものではありません。 そのため、専門用語をなるべく使わずに、模型やイラストを用いながら、患者さんにわかりやすく説明することを心がけています。 患者さん自身の言葉で、不安や疑問を自由に話せる雰囲気作りにも配慮しています。

    例えば、「カプセル内視鏡」という検査方法がありますが、初めて聞く患者さんには、「小さなカメラが入ったカプセルを飲んで検査するんですよ」と、具体的にイメージしやすいように説明しています。 また、「痛みはありますか?」「検査結果が出るまでどのくらいかかりますか?」といった患者さんの率直な疑問にも、丁寧に答えるようにしています。

  2. 患者さんの状態や希望に合わせた検査・治療プランの提案

    小腸出血の原因や症状は、患者さん一人ひとり異なります。 そのため、問診や診察を通して、患者さんの状態や希望を丁寧に伺い、最適な検査・治療プランを提案いたします。

    例えば、貧血の症状が強い方には、速やかに貧血の改善を図るための治療を優先します。 また、仕事などの都合で、頻繁に通院することが難しい方には、通院回数をなるべく減らせるような検査・治療スケジュールを検討いたします。

  3. 正確な診断と適切な治療

    最新の医療機器と技術を用いて、正確な診断を行い、患者さんに最適な治療を提供いたします。 治療方針については、患者さんとしっかりと相談し、納得いただいた上で治療を進めていきます。

    例えば、クローン病と診断された患者さんに対しては、炎症を抑える薬物療法や、栄養療法など、症状や病状に合わせた治療を行います。 また、必要に応じて、大学病院など、より専門性の高い医療機関への紹介も行っています。

専門性の高い検査・治療のご案内

当院では、一般的な内科診療に加え、消化器内科にも力を入れており、胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡検査にも多くの実績があります。

小腸出血の原因を特定するために、以下のような専門性の高い検査機器を導入しています。

  • カプセル内視鏡検査

    従来の小腸内視鏡検査では届きにくかった小腸の奥深くまで観察できるため、小腸出血の原因を特定するのに有効な検査です。 検査中は、普段通りの生活を送ることができるため、身体への負担も少なく、患者さんの負担軽減にもつながります。

  • バルーン内視鏡検査

    口または肛門から挿入した内視鏡の先端に装着したバルーンを、小腸内で膨らませながら観察することで、より詳細な診断が可能です。 病変部の組織を採取して、より詳しく調べることもできます。

これらの検査を通して、小腸ガンやクローン病など、小腸の病気を早期発見・治療を目指します。

セカンドオピニオンも受付中

「セカンドオピニオン」とは、現在治療を受けている病気について、現在のかかりつけ医以外の医師に意見を求めることです。

例えば、

  • より専門性の高い医療機関の意見を聞きたい
  • 治療方針について、他の選択肢も検討したい
  • 病気や治療法について、より詳しく知りたい

といった場合に、セカンドオピニオンを受けることで、患者さんご自身が納得のいく治療法を選択することができます。

当院では、セカンドオピニオンも積極的に受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。 安心して治療を受けていただけるよう、患者さん一人ひとりに寄り添いながら、最善の医療を提供いたします。

まとめ

小腸出血は、便の色が黒っぽくなる、貧血、腹痛、吐血などの症状が現れる病気です。原因は小腸ガン、クローン病、胃潰瘍、薬剤性腸炎など様々です。検査方法は、胃カメラ、大腸カメラ、カプセル内視鏡、バルーン内視鏡などがあります。小腸出血が疑われる場合は、医療機関を受診し、原因に合わせた適切な検査と治療を受けるようにしましょう。

全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。

詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。




令和6年9月7日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医

参考文献

  • Kneißl S, Stallhofer J, Schlattmann P, Stallmach A. Disease recurrence in patients with Crohn's disease after biologic therapy or surgery: a meta-analysis. International journal of colorectal disease 37, no. 10 (2022): 2185-2195.

追加情報

[title]: Disease recurrence in patients with Crohn's disease after biologic therapy or surgery: a meta-analysis.,

生物学的療法または手術後のクローン病患者の疾患再発:メタ分析

【要約】

  • クローン病(CD)患者において、薬物療法(生物学的製剤を含む)や急性炎症の治療のための外科手術後の再発は問題である。時間経過に伴う再発率が、継続的な薬物治療よりも外科治療後の方が高いのかどうかは不明である。
  • 本研究では、CD患者における臨床的再発率と再介入(切除または治療的内視鏡的介入)の必要性を比較することを目的とした。
  • PRISMAガイドラインに従ってメタ分析を実施した。
  • 3つの再介入(手術、生物学的製剤、またはその両方)のいずれかが必要となる割合は、時間経過と共に増加した。
  • 回腸盲腸切除術後の患者の再発率は、生物学的療法中の再発率よりも低かった。
  • 生物学的療法下における臨床的再発のオッズ比は、手術治療後と比較して2.50(95%信頼区間[CI] 1.53-4.08、p値<0.001)であった。
  • 生物学的療法下における手術的再発のオッズ比は、手術後と比較して3.60(95%CI 1.06-12.3、p値0.041)であった。
  • これらの知見は、限局性疾患のCD患者に対する治療選択肢としての外科的切除術を支持するものである。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36149447,

[quote_source]: Kneißl S, Stallhofer J, Schlattmann P and Stallmach A. "Disease recurrence in patients with Crohn's disease after biologic therapy or surgery: a meta-analysis." International journal of colorectal disease 37, no. 10 (2022): 2185-2195.